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社長日記

2005年8月29日(月)
4%しか実践していない

お世話になっている皆様。
いつもありがとうございます。

インターネット,テレビ,雑誌などたくさんの情報が飛び回っています。
情報が増えれば増えるほど,その内容を吟味し,取捨選択することが重要です。

そして,その情報を理解して,実践することがさらに重要になります。
情報は実践しなければ「知識」にしかなりえません。
しかし,実践を伴うことで「知識」を「知恵」に変えて会社の経営に活かすことができます。

「成功者は語る」
という題名で講演会がよく開催されます。

そんな講演を聞きに行くと,いわゆる営業ノウハウを
「ここまで言っていいの?」
というくらい開示されている講演者がいます。

先日,ある方に,
「そこまで情報開示をして,自分のご商売の悪影響になりませんか。」
と聞いてみました。
すると次のような返答です。

「人の話を聞いて,その事を実践する人は20%しかいません。
さらに,継続して実践し続ける人は,そのうちの20%しかいないのです。
つまり,20%×20%=4%の方だけが,お話したことを継続して実践する方なのです。

4%しかいないからこそ,私は安心してお話しすることができるのです」

情報は無料ではありませんから,その情報をもとに,継続して実践して自社の経営に活かしてこそ,費用対効果があがります。
実践,実践,また実践です。

【編集後記】
健康に気をつけようと思い,「青汁」を飲むことにしました。
早速,K社,A社に無料サンプルを送ってもらい飲んでみました。
一口に「青汁」といっても会社によって成分も味も異なることがわかりました。

いろいろ飲んでみると,「まずければまずいほど」体に効くような気がするので不思議です。
ウォンツ(欲求)が「健康」であれば,消費者が求めるものは「おいしさ」ではないのです。

2005年8月22日(水)
【がんばれ建設,活かせISO】成功する三つの条件

お世話になっている皆様。
いつもありがとうございます。

昨日の日曜日の新聞,テレビは「衆議院選挙」一色でした。
新党,女性候補,ホリエモンなどに沸いていますが,本当にこれでよいのでしょうか。

あるとき,経営の神様松下幸之助翁は若者から
「国の政治と会社の経営は同じものか」

と問われ,「同じだ」と答え,
「業種を問わず,会社経営に成功するには三つの条件がある」
と続けました。

一つは絶対条件で,「経営理念」を確立すること。
これができれば,経営は50%成功したようなものである。

二つは必要条件で,一人ひとりの能力を最大限に活かす「環境」を作ること。
これができれば,経営は80%成功である。

三つは付帯条件で,「戦略戦術」を駆使すること。
これを満たせば経営は100%成功する。

この条件に照らして考えれば,いま日本にもっとも必要なのは,「国家の理念」や「この国の行く末に関する哲学」の確立です。
「郵政民営化」「構造改革」は20%の重みしかない戦略戦術にすぎません。
これにのみ,論点を絞りすぎると9月11日選挙後の日本は危うい結果になりかねません。
各党首が語る「国家理念」に耳を傾けたいものです。

会社経営であっても
1)経営理念を確立し,
2)社員さんの能力を活かす環境づくりを進め,
3)戦略戦術を駆使して,
はじめて成功があります。

創業以来46期連続増収増益の長野県 伊那食品工業 塚越寛社長は,その著「いい会社をつくりましょう」(文屋)にて次のように書かれています。

『会社経営とは,正しい理念,哲学を確立し,それを実行することです。
正しい理念が会社を永続させます。
この会社の理念として,「社是」を作りました。
「いい会社をつくりましょう。 たくましく,そして,やさしく」
(中略)
私は目先の利益を追わず,常に長期的視野に立って種まきすることを考えて,経営を進めてきました。
会社は,常に何らかのかたちで社員を幸せにし,社会のお役に立つものでなければならないと思います。(中略)
まず,身近な人に幸せを与えるようにすれば,気がついたときには何倍にもなって自分に帰ってくるような気がします。』

やはり国の政治と会社経営は同じものだと確信しました。

【編集後記】
昨夜「坂本九」物語をテレビで見ました。

私が長野県にてダム工事をしているときに,日航機事故が起こったのです。
ニュースを見ながら涙したことを昨日のように思い出しました。

2005年8月17日(水)
閑想客感は志立たざるによる。

お世話になっている皆様。
いつもありがとうございます。

8月13日から16日までお休みさせていただいておりました。
私は,兵庫県出身ですので宝塚市に帰省して,お墓参りをしてきました。

その際,長男と共に25年ぶりに甲子園球場に高校野球観戦に行ってきました。
目の前の白球に100%を注ぎ,投げ,走り,打つ高校球児に心奪われました。
気持ちを研ぎ澄ましていなければ,一瞬の白球の動きにはついていけません。

9回裏,一打出れば同点という時,レフト,センター間に打球が飛びました。
「やったー」
と心で叫んだ瞬間,レフトの選手が横っ飛びで捕球しました。
ゲームセットです。
レフトの選手がフライを捕球したのは,2時間を越えるゲームの中でこの1回だけでした。
集中力を切らさずその一瞬に力を出し切る姿は本当に美しく感じました。

佐藤一斎はその著「言志四録」にて次のように言っています。

「閑想客感は志立たざるによる。
一志すでに立ちなば百邪退聴す。」
(つまらないことを考えたり,他のことに心動かしたりするのは,志が立っていないからだ。
一つの志がしっかり立っていれば,もろもろの邪念は退散してしまう。)

一志を立て,時は今,場所はここに気持ちを置くことの重要性を改めて認識しました。

一志といえば,小泉首相の一志の強さには感嘆します。
今回の選挙ほど有権者にとってわかりやすい選挙はありません。
「郵政民営化に賛成か,反対か」
で一票投じればいいのですから。

郵政民営化の是非はさておき,リーダーとして必要なことは何かを今回の小泉首相の言動,行動は教えてくれているように感じています。

安心感,わかりやすさ,決意,熱意,志

経営者にとって,必要不可欠なことばかりです。
見習うべきことがたくさんあります。

【編集後記】
休み中は本がたくさん読めました。

経営者・管理者のための決定版「真・報連相」読本―情報によるマネジメント
糸藤 正士 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4886298966/qid%3D1124178390/250-8833097-7902619

報連相の奥深さ,視点の広さを感じる書籍です。
さらに報連相の技術を高めて,顧客満足,従業員満足に力を入れていきたいと思います。

2005年8月8日(月)
おじぎでは成長しない

先日,名古屋から東京に向かう新幹線車中でのこと。
30名程度の団体旅行客と乗り合わせました。
添乗員の若い女性が声を張り上げて,注意点や今後の予定を話していました。

途中,トイレに行こうと席をたつと,車両と車両の間のデッキにその添乗員が座り込んで,書類になにやら書き込んでいます。
「あなたの席はないのですか」
と聞くと
「私の席は自由席なので,離れているのです。
お客様の近くがよいとおもって,こうしてデッキにいるのです」

2時間しゃがんでいるとさぞ腰が痛くなると思います。
こういうように,ひたむきにお客様に尽くす人が好きです。

その後,東京に到着し,ラーメン屋さんに入りました。
しょうゆラーメンを頼んだのち,厨房をちらりと見ると,片隅で若い従業員がしゃがんで食事をしています。
お客様に見えないように気を使ってはいるのですが,お尻がみえるのです。

5分ほどで食べ終えて,すぐに大きな声で
「いらっしゃいませ!」
こういう方は,いい職人になるでしょう。

 

テンポスバスターズの森下篤史社長は,次のように言われています。
(HPより)
http://www.tenpos.co.jp/top/index.html

『従業員に前屈をさせて、手のひらを床に着けさせてみろ。
「いてて」と言いながらも練習を続けていると、「いてて」の位置がだんだん下がってくる。
そしていずれは全員が手の平を床に着けられるようになるものだ。

つまり個人により現状のレベルが違っていてもそれぞれが「いてて」の位置で努力すれば、いずれは目標到達出来るものである。
自分の仕事上の「いてて」の位置を見つけろ。
無理だよ、やり方が分かりません、やった事がありません、全て「いてて」の位置である。

「いてて」の位置にある仕事に取り組んだ時、初めて能力のアップになる。
おじぎを毎日100回やっても1年後に床に手が着くようにはならない。』

 

楽な「おじぎ」の姿勢では,何度やっても人は成長しませんが,体の痛む「いてて」の位置でがんばってはじめて,人は成長するのです。

自らを常に「いてて」の位置においておく必要があるのでしょう。

【編集後記】
金曜日から日曜日までの3日間,高校1年生の長男と共に勉強会に参加してきました。
息子と3日間向き合って過ごしたことは,初めてのことです。

息子の学びになると思って参加した勉強会でしたが,私自身の勉強になることのほうが多かったように感じています。

息子に負けないようにがんばらなければという決意を新たにしました。

2005年8月1日(月)
経営者のひとこと

経営者,経営幹部が3年後,5年後,10年後の会社像を描き,
それを社員さんが一生懸命実現していくことで夢は必ずかないます。
自社の現状把握をしながら経営計画を書き進み,仲間と評価しあうことでその内容が深まります。
お世話になっている皆様。いつもありがとうございます。
本日は,昨週出会った社長の一言を紹介します。

■「あなたたち,決めたことは守らないとだめ。」
(社会福祉法人 女性経営者Fさん)
ISO認証取得パーティに「仕事」のために遅れてきた社員さんに対して。
「仕事」を言い訳に人に迷惑をかけてはいけない!とぴしゃり。
厳しさとやさしさを兼ね備えたFさんだからこそ,社員さんがついていっています。(降籏)

■「私はいつも危機感を持っている。今は売り上げがあるといっても,数ヶ月後のことはわからない。
だから動け,動け,動け」(防水専門工事会社 社長Hさん)
H社長はいつも心配されています。
過去最高売り上げでも,決して浮かれません。
その危機感が社員さんに伝わって好業績につながっています。(降籏)

■「日本中から必要とされる会社になるんだ」(ショーケース製造会社 社長Wさん)
社員20名の会社ですが,W社長の視野は日本中に向いています。(降籏)

■「私は,他の普通の建設会社の経営者とは違う。
常に新しい道を切り開いていく覚悟だ。」(土木,設備工事会社 後継経営者Oさん)

新規事業の推進に対して,果敢に挑戦されています。力強いリーダーシップはさすがです。(降籏)

【編集後記】毎日のように経営者の皆さんとお話しています。
そこから多くのことを学ばさせていただいています。本当にありがたいことです。