経営理念
ハタ コンサルタントの事務所は、名古屋駅から徒歩5分のところにあります。ここ数ヶ月、その会社の周りに住んでいるホームレスが増えてきました。また、若宮大通にはついに、ホームレス用のアパートができました。
失業率が5%を超えて、ますます仕事がしたくてもできない人が増えています。
さて、雇用を確保するという重大な役割を担っているのが企業です。特に、全就業者数6000万人のうち、10%にあたる約600万人が働いている建設業の役割は重大です。その建設業では、倒産や廃業する企業が相次いでいます。一方、私がお付き合い願っている企業様の中には、今年過去最高利益をあげている会社もあります。その違いはどこにあるのでしょうか。
松下幸之助さんは、経営に絶対欠かすことのできない「絶対条件」、絶対ではないけれど「必要条件」、絶対必要とまではいかないけれど「なくてはならない付帯条件」の三つがあると言いました。
1.成功の50%を占める絶対条件-「経営理念の確立」
2.成功の30%を占める必要条件-「社風」
3.成功の20%を占める付帯条件-「戦略と戦術」(「理念経営のすすめ」田舞徳太郎著より)
昭和初期には、昭和大不況と呼ばれる社会情勢で、松下電器も業績悪化を余儀なくされて、潰れるかどうかの瀬戸際でした。そんな中、松下幸之助さんは昭和7年5月5日、経営方針発表会にて有名な「産業人の使命」を発表し、経営に対する考え方「水道哲学」を宣言しました。そして、この日を境に松下電器はさらなる発展へと向かったのです。
現在の建設業界は、昭和初期と同じような状況です。したがってこの時期の経営者には学ぶべき事が多いように考えます。危機を乗り越えるためには、いかに経営理念を企業に浸透させ、戦略を実行していくにかかっているのです
writer
降籏 達生 (土木屋・技術士)
主な仕事
ISO取得支援/ 技術支援/ 経営支援
カンタンプロフィール
マラソンが趣味。声が大きい!
口は一つで、耳は二つ
私は、長年いろんな現場を管理してきて、はっきりとわかったことがあります。現場責任者が部下や職人さんをちゃんと見ていない現場は、ダメになるということです。現場を部下だけに任せっきりにすると、例外なしに現場職員全体のモラルが低下します。モラルが低下すれば、活力が失われます。活力がない現場は、いつまでたっても変わることができません。
赤字の現場の責任者は、必ずこう言ってます。「いつまでたっても景気が良くなってくれないから・・・」そして責任者は「部下や職人さんが働いてくれないからだ」と言って、部下や職人さんは「責任者が能無しだから」と言い訳をして、全員が「他人のせい」にしてしまっています。
責任転嫁は、分業システムの最大の弊害です。責任の押し付け合いをしているような現場や会社は、結局ダメになるのではないでしょうか。
人は、「自分が絶対に正しい」と思い始めると、独善的な方向へと進んでいきます。現場も同じで、独善的な責任者や現場職員ばかりの現場では、行き詰ってしまうのは明らかなのです。
素直に他人の意見を聞こうとすれば、ちゃんと有益な意見が聞こえてくるものだと信じています。
私は先輩によく言われました。「三浦君、口は一つで、耳は二つだ。どういうことかわかるか?二つ聞いてから、一つ言えと体で教えているんだ。人様の意見をよく聞かないやつはダメになるぞ。」と説教されました。
現場責任者も、部下や職人さんの意見に耳を傾けなくなったら、もう末期症状だと思っていいでしょう。そうした責任者がいる現場や会社に明日はありません。
writer
三浦 規義 (建築屋・VEL)
主な仕事
VEコンサル/ ISO取得支援
環境問題とISO14000
第1回 環境問題と地球の現状
最近、環境問題という言葉をよく耳にしませんか?おそらく京都議定書なんて言葉も耳にした事があるのではないでしょうか?地球温暖化だとか、海面上昇だとかいろいろな環境問題がありますが、果たして環境問題とはどんな問題なのでしょうか?
今年は、10年ぶりに国際的な環境会議が、南アフリカのヨハネスブルグで開催されました(地球サミット)。環境に関する世界的な国際会議がはじめて開催されたのは、1972年スウェーデンのストックホルムで開催された「国連人間環境会議」でした。当時は、環境問題といっても日本と同じように1950年代〜1960年代を通じて、世界的に極端に推し進められた工業化と都市化により引きおこされた公害、環境汚染、環境破壊が会議の話題でした。
この会議では、環境問題といってもどちらかというと産業活動により排出された有害物質による公害問題が会議の中心でした。たくさんの国々がひしめきあっている欧州では、有害物質や酸性雨等はすぐに隣国に影響を与えてしまいます。このため、環境問題に取り組むのが早かったのです。しかし、この頃の後進国は、自国の経済発展のために煙(工業)を欲しがっていました。環境問題は、まだ地域的な問題であって、地球規模的な環境問題ではありませんでした。
そして、20年もの月日がたち、1992年ブラジルのリオデジャネイロで地球サミットが開催されました。この20年の間に、世界中でめざましく経済が発展しました。そして、経済発展という豊かさと引き換えにたくさんの自然が破壊されました。フロンガスの放出によるオゾン層の減少、森林の伐採による飢餓、水不足、石油などの化石燃料使用による二酸化炭素増加が原因の地球温暖化などが発生したのです。経済のグローバル化にともない、さまざまな環境問題もまさにグローバル化してしまいました
writer
中西 浩二 (環境士)
主な仕事
ISO14000取得支援
環境情報支援
グリーン企業創造支援
カンタンプロフィール
夏はサーフィン、冬はスキー
ISO認証取得物語
第12回 予備審査の指摘事項是正
予備審査が終わった瞬間、言葉では言い表せない虚脱感に見舞われた。これまでの認証取得に向けての緊張感が、なんとなく薄らいだのである。 「なぜだろう」自分自身に問いかけても、何かすっきりしない。やはり、数多くの不適合を指摘されたことに対するショックなのかもしれなかった。
完璧を目指していたわけではないが、軽微な不適合と要観察事項に対する理解度不足は規格文書に対する把握能力の無さを証明するものであった。このことが、「言葉では言い表せない虚脱感」であったような気がする。 しかし、そんな事はいっていられなかった。指摘された軽微な不適合について是正処置の記録を作成し、要観察事項についても善後策を必要に応じ検討しなければならない。
是正処置の記録に関しては、第三者監査記録として管理し、二ヵ月後の本審査までに内部監査を行い、この時の内部監査記録と共に、マネジメントレビューへのインプットデータとし、マネジメントレビューも行わなければならなかった。
日にちがたつと、審査内容を忘れてしまう事があるため、指摘された軽微な不適合についての是正処置はできるだけ早いうちに行なおうと決めた。その当時のことを思い起こすと、本審査に向けての意欲と予備審査での虚脱感とが錯綜し、なんとも複雑な気持ちであったような気がする。
陸上競技のトラック競技でたとえれば、4コーナーを回りきったくらいである。
ゴールはすぐそこである。
最後の力を振り絞って駆け抜けなければゴールすることはできない。
「頑張ろう」と心に誓った一瞬であった。
writer
山本 寛 (技術士)
主な仕事
ISO取得支援
カンタンプロフィール
「頑固者」!と人は言う
クレームゼロ どう考えますか?
全社あげてクレームゼロを目指そう。クレームゼロがお客様満足の証。
いつもちょっと引っかかっていたのです。クレームゼロという言葉に。
確かにクレームが無いということはお客様の要求どおりのものを渡したわけです。しかし、クレームゼロの時期が長く続くと・・・
最近、中谷さんの講演テープを聞きました。そして確信を持ちました。クレームは悪いことではない(当然良いことでもないですが)宝の山なのです。
「○○さん、これ、もう少しこうだといいね」「△△さん、なんでこれやってくれないの。」この言葉の中には、「貴社ならそこまでやっても当然でしょ」という気づかなかった提案をしていてくれるのです。と、考えると「クレームをゼロにする」という目標よりも「クレームの質を上げる」という目標のほうが適切であり、クレームがゼロになったらお客様が何も期待しなくなったということで危険と感じるべきです。現に、コンビニにはクレームが少ないといいます。その理由は、コンビニに誰も期待していないからです。
しかしですね、クレームが大きいと損害も大きいんですよ。質の良いクレームを得るためにはどのようなことに心掛ければよいでしょうか。このごろ私が心がけていることです。(なかなか実行できていませんが)それは、何事も早くやって早く失敗することです。小さな失敗を繰り返すことにより大きな失敗・致命的なクレームを出さない、そして小さな クレームの質を上げることです。そして常に改善できる勇気をもつことです。しかし、クレームが無くてよい会社もあることは事実です。なぜかはまたの機会にお話しします。
writer
井手 徹 (建築屋・建築士)
主な仕事
情報化支援/ISO取得支援
カンタンプロフィール
オフはバイク乗り。凝り性
【編集後記】
かれこれ二ヶ月ほど風邪をひいています。すぐに治ると油断していたら、風邪のためにノドの粘膜に傷がついて激しいセキがとまらなくなり、さらには、あばらが痛くなり、最終的には『セキのための肋骨損傷』という診断結果が…しかし、それはよく有ることのようです。みなさま、風邪だといって馬鹿にしてはいけません。風邪は万病のもと、健康にご注意を!!(石田)