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チャンスの神様

チャンスの神様の前髪は長く伸びています。「チャンスをつかんだ」とか「成功した」というのは、このチャンスの神様の前髪をつかんだときのことをいいます。

 ところが、チャンスの神様の頭は、横髪や後髪はなくツルツルです。しかも、猛スピードであっという間に行き過ぎてしまうそうです。ですから、チャンスの神様を見つけても、ゆっくりしていると、あっという間に目の前を通り過ぎてしまい、あわてて手をさしのべても、頭の後ろはツルツルなのでつかまえることができません。

 チャンスの神様をつかまえるためには、次の2つのことが重要です。まずはできるだけ早くからチャンスの神様を見つけられるように周りをしっかりみつめていなければなりません。次に、目の前にきたら、すぐにとびかかれるように腰を低くして構えていることが必要です。

 このお話は、私の長男が小学校を卒業するにあたって、担任の先生から贈っていただいたお話です。子供だけでなく、私達にもとても参考になるお話です。
  身の回りを整理、整頓をしたり清掃したりするのは、チャンスの神様を、早く見つけることが目的ともいえます。汚い事務所や倉庫にいては、遠い先まで見通せないからです。

 そして腰を低くしてチャンスにいつでも飛びかかれるように私達は学び続ける必要があるのです。腰を低くすることを「ため」を作るともいいます。一見無駄に見える教育でも、心の中に「ため」を作ることに役立ちます。
  人から「運のいい人」と呼ばれる人は、いつも着々と準備を進めています。チャンスの神様を見逃さないために。

writer
降籏 達生 (土木屋・技術士)
主な仕事
ISO取得支援/ 技術支援/ 経営支援
カンタンプロフィール
マラソンが趣味。声が大きい!

若手・中堅現場マンのプロへの道

第8回 ファンタジスタの思考
(ファンタジスタ:サッカー用語−観客をわくわくさせる選手)

 何か事に当たるとき、必ずその目的が存在します。ISOの品質目標と同じです。
  改善や新しい発想が苦手な人の多くは、目的を考えていません。その手段を目的と思い込んで機械的にこなしています。 だから、視野が狭くなります。(ファンタジスタの選手は視野が広いのです)
  この目的−手段を系統的にとらえたものが、機能系統図であり、VE手法のポイントです。このVEの思考を普段の仕事に取り入れると、1.仕事の能率が上がる、2.コストダウンができる、3.アイデアがいろいろと浮かぶ、4.問題解決のヒントになる、といった効果がみられます。 そこで、どんな手法を用いたらよいか、練習してみましょう。

−練習問題−
1. M君が「仕事がハードなので辞めたいと申し出た。
2. 図面の締め切りが近くなると、いつも残業が多くなる。
3. 1日の掘削量が予定より少ない。
4. 30畳のフリースペースを、1日3回以上、簡単に間仕切りしたい。
5. 山留工の切梁がつけられない。
6. コンクリートのジャンカが多く発生するようになった。
7. 優れた協力会社が集まらない。

−問題解決手法の特徴とポイント−

あなたが会社でファンタジスタ社員と呼ばれるヒントがみつかれば幸いです。

writer
三浦 規義 (建築屋・VEL)
主な仕事
VEコンサル/ ISO取得支援

人も「環境」です

 最近まで花粉症対策だと思っていたら、今度は紫外線対策です。特に、現場ではヘルメットのあごひもにご注意を。紫外線の強いこの時期は、きれいにあごひもの日焼け跡が残ります。あるいは、それこそが現場マンの誇りかもしれませんが。

 つい先日、初めての街を車で走ったときのことです。慣れない道で、間違って車を逆走させてしまいました。つまり、反対車線をビュ〜ンと走ったわけです。
  なぜ逆走したのか、後からよくよく考えてみたのですが、とどのつまりは、他の車が走っていなかったからだと気づきました。もし、ほかに車がビュンビュン走っていたとしたら、恐らく逆走することはなかったと思います。

 ISO14001では、「環境」を次にように定義しています。
  “大気、水質、土地、天然資源、植物、動物、人及びそれらの相互関係を含む、組織の活動をとりまくもの”
  すなわち、“組織”=“自分”と置き換えれば、“自分”以外はすべて「環境」と捉えることができます。
  先の車の逆走で、普通に車が走っている「環境」だったら、決して逆走などしなかったでしょう。すなわち、「環境」が人に『気づき』を与えてくれることもあるようです。
  また、ISO14001では、“組織”=“自分”にとって、“自分”以外の人間も「環境」であると捉えます。
今、NHKの大河ドラマで「利家とまつ」が放送されていますが、屈強な男たちに混じり、利家の妻「まつ」の存在感が抜群です。
  〜「すべて私にお任せくださりませ」、「あなた様は男の中の男ではないですか!」〜

 物言う「環境」は、『気づき』のみならず、勇気と希望と奮起と安堵とを与えてくれます。そして、最も身近な物言う「環境」は、家族であり、なかんずく妻(夫)だと思います。どうか、良き「環境」を大切になさってください。
  ちなみに、もうすぐ子供の日です。母の日(父の日)も近いですよ。

writer
小林 俊文
主な仕事
ISO 取得支援
情報技術(IT) / 導入相談・支援
カンタンプロフィール
スポーツ好き

ISO認証取得物語
第7回 会社組織、全体からの協力

 「品質マネジメントシステムの構築は、「業務フロー図」が完成すれば、半分が終わったようなものである。」と前回この欄で書いた。しかし、構築当時はこの本当の意味は分っていなかったのである。

 検討・修正の繰り返しの末、やっとの思いで「業務フロー図」が完成した時点で、「ああ!構築活動の半分が終わった」と思った。ところが作業量そのものは、まだ倍以上残っているのである。 文書管理、記録の管理等構築しなければならない項目は、もりたくさんである。それでは、なぜ、そのように思ったのであろうか。

 品質マネジメントシステムの構築作業は、まず「品質マネジメントシステム要求事項規格文書の内容把握」から始め「品質マニュアルの作成」と「業務フロー図の作成」を同時進行で進めた。営業部、測量調査部、設計部に分かれ、各々の部署の業務フロー図を作成すると共に、品質マニュアルに関しては分担して作成することとし、お互いにチェックすることとした。

 したがって、検討・修正の繰り返しの末、やっとの思いで「業務フロー図」が完成した時点では、普段あまり他部署の業務内容に関知することはないはずなのに、社内コミュニケーションが弾んでいたのである。すなわち、知らず知らずのうちに、品質マネジメントシステムの構築作業が一致団結した共同作業になっていたのである。推進委員の各部署との協力体制ができあがっていったのである。

 こうなれば随所に社内協力体制ができあがり、会社組織一丸となった協力も得られるようになるのである。 このことが今後の作業の進捗率を高め、結果マネジメントシステム構築のスピードアップにつながり、半分終わったも同然となるのである。
  やっぱり、業務フロー図作成の重要性が分っていなかったのである。

writer
山本 寛 (技術士)
主な仕事
ISO取得支援
カンタンプロフィール
「頑固者」!と人は言う

感じ方が変わる

 前項のコンテクにご紹介致しました国宝茶室「如庵」に行ってまいりました。私が「如庵」を紹介することで、あのすばらしい空間を1人でも多く体験して頂けたらと願っておりましたが、皆さんは行って頂けたでしょうか。ちなみに、ハタコンサルタントのスーパー事務員の武馬さんが行ってくれたそうで、何とか1人には影響を与えたみたいです。
  さて、久々に如庵の繊細な空間を体験して「びっくり」しました。何にびっくりしたかと申しますと、「自分」にびっくりしたのです。
  空間は全然変わっていないのに、全く違うのです、数年前に感じたことと。

 以前は、日常味わえない凝縮されたスケールを感じ身の引き締まる思いがしました。また、床柱や天井のディテールが気になり、頭に植え込もうとしていました。当時は設計事務所に勤めており「設計士」としての目で見ていたからでしょう。
  今回は、躍動感を覚えました。(なかなか合う言葉が見つかりませんでしたので「躍動感」としました)その時代の人間がこの極小空間で、何を話し、何を考え、そして何を決断していったのか。そんな想像で身が引き締まる思いがしました。これは、私が「コンサルタント」としての立場になり、その目から見たからでしょう。
  人は立場が変われば見方も全く変わってくるようです。

 「企業を変えるにはまず考え方を変えよう」とよく言われますが、同じ立場、同じ器、同じメンバーで考え方を変えることができる方はまれでしょう。企業を変える一歩として、まず環境を変えることが良いかもしれません。それは、肩書きでも良いし、場所でも良い、服装でもよいし、人付き合いでも良い。場合によっては企業を出ることも良いかもしれません。何か強制的に立場を変えると、きっと見方考え方が変わってくるはずです。

writer
井手 徹 (建築屋・建築士)
主な仕事
情報化支援/ISO取得支援
カンタンプロフィール
オフはバイク乗り。凝り性

【編集後記】
最近は、なかなか“こいのぼり”を見かけることが少なくなったように感じるのは私だけ でしょうか?
今、名古屋駅のJR高島屋の正面に、たっくさんの“こいのぼり”がおよいでいますね。 そう言えば、子供の頃5月5日は休みで、3月3日はなぜお休みじゃないのって 思ってたっけ・・・。
さて、大評判の「コンサ ル日記」ですが、毎日日記をつけるのって大変ですよね。でも、 読者は楽しみにしてますよ。まだ、日記を読んだことがない人は今すぐGO!(武馬)