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ISO運用による業績アップ【事例-1】

 ISO認証を取得して、果たして会社がよくなるのだろうかという懸念を持っている企業様や、実際にISO認証取得してもいっこうに業績アップにつながらないし、それどころか書類を作成する手間だけが増えてしまった、という声を聞きます。
  以下に、ISO認証取得をすることにより、実際に業績が上がった企業様の実例を紹介いたします。特殊なことをしたのではなく、ごく普通のことを、社員さんがまじめにやりつづけた事例です。

 A社様は、年商約25億円の土木、建築元請工事を主体とする建設会社です。社員数は25名。岐阜県に所在しています。
  2001年度にISO9001を取得しました。その際、40歳の2代目(専務取締役)が中心となり、20歳代から30歳代の若手社員を主体とする推進委員会を編成して、1週間に1回、のべ30回の会合を経てISOシステム構築・運用をしました。現場をこなしながらの作業ですので、会合時間を確保することに苦労しましたが、連日夜遅くまで、熱く議論を続けました。
  ISO9001認証取得後、せっかく習慣化した推進委員会を止めてしまわずに、1カ月に1回継続して開催することにしました。次代のリーダーの養成が目的です。そして、ISO9001のPDCAマネジメントサイクルの考え方を利用して、原価マネジメントシステムを構築しました。実行予算を立てて、定期的にチェックする仕組みです。この活動をISOにならって、内部監査を実施し、きちんとやりきるよう推進しました。その結果、粗利益率が前年比3%増となったのです。

この企業様の成功のポイントは次のとおりです。

 1)改善意欲の高い若手を中心に推進したこと
  2)継続して勉強を続けていること
  3)会社が若手推進メンバーに責任と権限を与えたこと
  4)社員さんにきちんとやり続ける習慣がついたこと

writer
降籏 達生 (土木屋・技術士)
主な仕事
ISO取得支援/ 技術支援/ 経営支援
最近の一言
小学校でも授業しました。とても感動的でした。

リーダーシップ理論

リーダーシップとは『与えられた条件(設計、現場)の中で、目標を達成していくために個人(社員)及び集団(協力会社)に影響を及ぼしていくプロセス』

■PM理論
P(パフォーマンス)機能:業績に対する関心や課題遂行的機能
M(メンテナンス)機能:人間に対する関心や対人関係配慮機能

 この2つの機能の強弱によって、リーダーシップのスタイルを4つに類型化します。

PM型:P機能もM機能も強く、社員が満足できる
Pm型:目標の達成への関心が高いが、人間関係への配慮が小さい

pM型:人間関係に配慮しているが、仕事の生産性の意欲が小さい
pm型:人間関係にも生産性にも無関心でメンバーに敵意や不満がある

■SL理論(SL:スチュエーショナルリーダーシップ)

1.状況対応型リーダーシップ
社員の成熟度に応じてリーダーシップを変える状況対応型のリーダーシップ

2.4つのリーダーシップスタイル

指示型:「言ったようにやらせる」
仕事を効率的に進めるためには、仕事の基準化やルール化が不可欠であり、指示や命令によってメンバーを動かすことがよいと考えます。明確な指示、命令をし、手続きを厳しく、結果を強く要求します。

コーチ型:「やらせてみて、コーチする」
指示的に振舞おうとしながらも、メンバーとの意思疎通を図りたいと考えます。仕事の内容や進め方を細かく指示し、かつ細かく支援します

参加型:「協議して決める」
メンバーとの関係は、協力し合いながら進めます。細やかな指示を避け、メンバーの自主性を重んじ、参画を期待します。

委任型:「自主性に任せる」
あくまでもメンバーの自主性に重点を置き、多少の問題があっても自分で解決することを期待します。目標達成の方向づけもメンバーによって決めさせます。

社員の成長に対して、リーダーシップを変えていかないと、社員はいつまでたっても指示に頼って成長が止まってしまいます。

writer
三浦 規義 (建築屋・VEL)
主な仕事
VEコンサル/ ISO取得支援
最近の一言
自分を信じ、仲間を信じ、全力でガンバロー

環境問題とISO14000
第3回 環境問題と地球の現状

 日本は戦後、高度経済成長という名のもとに、たくさんの農地をつぶし、工業化の道を歩んできました。たくさんの農地がなくなり、農業を営む人たちが、極端に減りました。その結果、現在日本の穀物自給率は、たった27%しかありません。
  食糧不足で話題になっているあの北朝鮮でさえ穀物自給率は、70%以上もあります。今後、ますます温暖化がすすみ、森林がなくなり、世界中で水不足になることが予想されます。その時、わたしたちはどうなるのでしょうか。

 私たちの国、日本は世界中の輸入木材の24%を輸入し、世界で一番多く木材を輸入しています。そして、世界中で放出される全ての二酸化炭素の1/8を排出し、世界で二番目に多く二酸化炭素を排出しています。エビにいたっては、なんと世界中の60%を日本が消費しています。このように、日本は世界で最も多くの資源を消費している国なのです。

 このような事実は、日常生活をしていると非常にわかりにくいかもしれません。なぜなら、日本は島国であり、世界で最も自然の豊かな国の一つです。しかし、その資源のほとんどを輸入に頼っているからです。
私たちが身近に気がつく頃では、遅すぎるのです。早急に、私たちはこの社会を変えていく必要があります。そして、ようやく、政府も重い腰をあげて、環境問題に取り組みはじめました。

 現在、環境先進国である北欧諸国は早くから、以前の日本と同じように公害問題、環境問題に悩まされていましたが、今では国家レベルで環境問題に取り組んでいます。環境教育が徹底し、生活レベルでも環境負荷の低減につとめ大量消費型から、できるだけ自然環境に優しいものが使用され、企業もできる限り自然への負荷の低減と環境保全につとめています。

writer
中西 浩二 (環境士)
主な仕事
ISO14000取得支援
環境情報支援
グリーン企業創造支援
最近の一言
今年も冬は暖かいが、やはり温暖化のせい?

ISO9001を儲けるツールにしてしまった会社

先日 ISO9001の更新(2000年度版への同時切換)審査に参加させて頂いた時の話である。

 三年間の認証取得、運用管理実績のある企業であるから、PDCAサイクルは十分に機能してあたり前であるが、会社に一歩足を踏み入れたところから、何か感じが違っていた。きれいであり、静かなのはほとんどの取得会社が同じであるが、仕事に対する熱意を、強く感じるのであった。“何がそうしているのであろうか?”その疑問を解決するのに、時間は必要ではなかった。

 審査が始まった一瞬から、ISOに取り組む前向きな姿勢が確認できたからである。審査を受ける態度が、非常に明るいのである。会長、社長を始め社員全員がシステムの運用管理の責任と権限を把握し、協力の下、実行されていたのである。品質マネジメントシステムが、浸透し、業務管理のツールとなり、運営されていたのである。もちろん、会社の業績はよく、前年度比売り上げは“プラス”だと言うことであった。その証拠に、この会社の社長さんは“儲かるISO”と言う本を出版している。

 また、非常に博学でもあり、常に前向きの“プラス思考”である。地元の伝統工芸や伝統美術、郷土史や周辺地域の歴史にも詳しく探求力旺盛でもある。
  そのように考えると、ISO9001の品質マネジメントシステム8原則のうち、二番目に重要なのが“リーダーシップ”と言われているが、全くその通りであることを実感した。会社の業績が良くなるのは、トップの努力・姿勢でもあるといわれるが、若き二代目社長の温故知新の実践であるように思えた。我々、コンサルタント業務の“キャッチフレーズ”を後押ししてくれているような気持ちになり、大変嬉しい一日であった。

writer
山本 寛 (技術士)
主な仕事
ISO取得支援
最近の一言
雪の旭川は最高です。

変わる

 世の中の流れは、農業の時代、工業の時代(高度成長期)管理の時代(バブル期)、個性の時代(ITブーム)と流れてきました。そして今は心の時代に変わりつつあります。
  さて、心の時代とはどのような時代でしょう。一言で言うと、「物」が売れない時代なのです。人々は物質にはさほど興味を示さなくなりました。たとえよくて安い商品でもです。それが証拠にコストパフォーマンスのユニクロが売れなくなりました。しかし売れないからと言って何もしなければ終ってしまいます。どうすればよいのでしょうか。
  実はこの時代、「何でも売れる時代」になったとも感じています。それが証拠に、不調と言われる住宅業界にあって、私の知っている優秀なローコスト系住宅ビルダー及びハイコスト系ビルダー共に十分な利益を取りつつ飛ぶように売れています。それはなぜか、その組織のシステムに他者に無いずば抜けたストーリーや心、安らぎ、癒し、希望、ワクワク等があれば何でも売れる可能性があるのです。それも、適正価格です。

 売る為には、企業がその商品にほれ込み、一生懸命つくり、それを心に訴えるPRをして、そして買いたいひとに手を上げてもらうシステムを作ることです。具体的には

1.自社の商品の特長を徹底して洗う。(←ヒヤリング手法を使って行うと出てきます)
2.お客様の声に耳を澄ます。
3.既成概念にとらわれない。

ことでしょう。そして一番重要なのは「変わる」ことです。

 それでは「変わる」ためにはどうすればよいのか。私が考えるに、まず捨てて、そしてアイデアを出しまくることじゃないかと感じます。それではアイデアを出す為には・・・・情報を思いっきり詰め込んで、そして「休む」ことです。(机の上ではなかなかアイデアが出なかったのに、ふとトイレやお風呂でアイデアが湧いてきたことはありませんか。それです。)色々営業について書いてきましたが、いったんここで終了です。

 営業にはハウツーがあります。そのハウツーは「こころ」を引き出す為のものです。営業は「こころ」です。「こころ」にはハウツーはありません。だからハウツーばかりを望む人には本質が見えず、必ず失敗します。その実例はいろいろ見てきました。私は、いろいろ営業手法を学んできました。そして、これだ!と思った事柄は1つだけです。それは「お客様になりきる」(但し対等な立場で)ことです。それができれば営業ほど面白い仕事は無いと思います。

writer
井手 徹 (建築屋・建築士)
主な仕事
情報化支援/ISO取得支援
カンタンプロフィール
営業がますます楽しくなりました。

【編集後記】
最近の出来事。名刺や名札を発注して、中身を確かめてみたら、発注とちがう出来上がりに“エッ〜!!”と声をあげてしまいました。大至急作り直してもらうことがしばしばありました。封をする前にもう一度確かめたいものですね。私も気をつけます。でも、前と同じものを頼んだのになぜこんなことがおきるんでしょうねぇ。。。さて、来月号からはコンテクリニューアル版をお届けする予定です。お楽しみに〜!!(武馬)